俺は優をかばうように、優とピザ屋の間に立ち、奪うようにピザとビニール袋を受け取ると、五千円札をピザ屋の胸元に押しつけた。
「あと、いいから」
強引にドアを閉める。ドアの向こうでは、おそらくピザ屋が呆気にとられている。「おまえなあ」
はしたないと怒ろうとする前に、優が唇を押しつけてくる。
「おまえは発情期のネコか」
「悲しいの。なんだか、ずっと悲しくて、ナオに抱かれていたいの」
優はピザと袋をむしりとり、靴箱に置くと、俺のシャツを左右に開き、いたるところにキスをしてきた。
思わず腕をつかみ、優の唇に唇を重ねた。優は驚いたように動きを静止したが、やがて唇を開き、俺の舌を迎いいれてきた。優の暖かい舌が喉の方まで伸びてきて、くすぐるように俺の口の中を舐め回していく。俺も上から横から優の口をむさぼる。唾液が中でトロトロと交ざりあう。
理性はふっとんでいった。「んっ ンッ」
呼吸を洩らすのも、もどかしい程、長いキスをする。
俺は優をドアに抑えつけ、シャツを開くと、ブラジャーの上から強く揉み回した。
「あぁんっ くふぅっ」
優の喘ぎ声を口で塞ぐ。俺の手に捕まれた乳房は、激しくこねくり回される。