兄貴がマンションに帰ってくる日まで俺と彼女は愛し合った。俺の頭の中には『純子』しかない。そして、兄貴が出張から帰って来た。一週間後、兄貴と彼女は結婚式を挙げて新婚旅行に行った。
兄貴が結婚した事で、両親に特にお袋に戻って来なさいと言われた。だけど…実家には戻りたくない。彼女と一緒に居たい気持ちが大きいからだ。
兄貴と彼女が新婚旅行から帰って来た。兄貴と彼女が帰って来た翌日から、宅急便で土産が届く…凄い量だった。
俺は兄貴に相談を持ちかけた…この部屋に居たいから、彼女と離れたくないから…本心を隠したまま、直談判を決行した。
「兄貴…話がある」
「何だ?」
「俺、部屋に居ていいの?俺としては、ここに居る方が都合がいいんだけど」
「そうだろうな…大学通うのにも、実家よりコッチの方が近いからな」
「うん…ダメかな?」
「俺は構わんけど、カミさんと相談しないとな」
「そうだよな…姉貴にも聞かないとダメだよな」
兄貴が言った事は間違いない…彼女は俺と同居する意思があるのか心配だ。兄貴は時間をくれと俺に言い、俺は兄貴が言い出すのを待った。
返事は俺が部屋に居てもいいとOKが出た。ヨカッタぁ、追い出されたら実家に戻るしかないからなぁ。
兄貴と彼女の新婚生活が始まり一ヶ月過ぎた頃、兄貴は約一週間、地方へ出張に行かされる破目になる…兄貴の上司が独身らしくて、兄貴が結婚した事が気に入らないらしい。まぁ、ご愁傷様だよ。兄貴には悪いけど、この一週間は彼女と二人っきりでずっと愛し合う事が出来る。
今日は初日…一緒に風呂に入って、部屋で愛のあるエッチを好きなだけ出来ちゃうから♪神様、感謝しま〜す。さて、今夜は寝かさないぞぉ!意気込む俺だった。