彼は私から風邪を貰い風邪を引いてしまった。ある事で、彼にチャットで私は相談を持ちかけた…だけど、彼はその相談内容で機嫌を損ねてしまった。翌日、彼からメールが来たけど…私は返事をしなかった。
彼に冷たくされて、凄くショックで…一人で泣いてしまった。
それから数日が経ち、彼からの突然の別れを告げるメールが届いた。気が付いた時点で返事をする。もう、彼は私と会うのを止める決心が固いのが判る。私も彼が決めた事に対して、彼に縋る事をしなかった。
彼が私と今後会わないって決めた以上、私は携帯から彼の電話番号とメアドを削除して、メッセの登録も削除した。その後、涙が止まらなかった…彼は過去に出会った男性とは全く違っていた。優しくて、相手を思いやる気持ち、包容力があって我が侭な部分もあるけど横に居るだけで、私は心が落ち着き安心できた。有る意味、彼は私の心の支えだったのだから…。
あの日には戻る事は出来ない…それは、それで良かったのかも知れない。彼の奥さんが羨ましい…彼は口には出さないけど
『この女は俺が居ないとダメになるから、必要とされている以上傍に居たい』
奥さんに対する深い愛情が手に取るように判る…同情じゃない、情でもない
本当の意味での無償の愛…彼を思うと、胸が締め付けられる。もし、願いが叶うなら…彼に関する全ての記憶を消し去りたい。この先彼と同等の人、もしくはそれ以上の人には出会えないと思えるから。
彼と言う『禁断の果実』を味わい、貪り続ければ私は狂ってしまうのは見えている…彼と過ごした時間は、私に取って短かったけど幸せだった。過去の恋愛と比べても、彼との過ごした時間は至福の時と言える…。
一度、車の中で手を繋いでくれた事…私を抱いていた時に優しく手を繋いでくれた事…彼に開拓されて、好きじゃなかったエッチが好きになった事…振り返ると、彼は色々と私に与えてくれた。
最後に…れいじろうさん、ありがとう。貴方が与えてくれた至福の時間は宝物です。貴方よりも素敵な人は近くに居ないけど、見つけます…貴方の様な素敵な人が存在しているって判ったから。