・・・・・・ハァ・・・これからどうしよう・・・2人っきりなんだよねー・・・もしかして・・・・・・って、何期待してんだ、私!!!・・・まぁ、適当にって言ってたし、適当に見とこ・・・・・・あっ、向こう側にゲーム落ちちゃってるし。拾っとこう。・・・って・・・なっ、何コレっ?!!
私は、ベッドと壁の間にゲームの箱が落ちていたのを見つけた。そのままにしておくのも忍びないと思い、直しておこうと思って拾い上げたのは良いが、なんとそれは・・・・・・
「あー、ごめんな。そこよく物が落ちちゃうんだよねー・・・・・・あっ・・・・・・」
「・・・榊・・・こーゆーの好きなの・・・?」
「・・・見つかっちゃったか〜。」
私は、榊にそれを見せつけるようにして聞く。榊は開き直るようにして笑顔で言う。
「・・・やっぱり、男はそういうの好きなんだ。」
私が持っている“それ”とは、エロゲーのこと。もう表紙からして可愛い女の子がイヤらしい格好でイヤらしい顔をしてるやつ。
「ふふふ・・・榊の秘密知っちゃった♪」
「早瀬。」
――― ぎゅっ ・・・・・・
「へっ?!!」
笑顔で言う私に榊がいきなり抱きついてきた。
「なっ・・・何・・・?」
私の問いに答えずにそのまま私を抱きかかえベッドに運び込み私の腕の自由を奪い押し倒し、私は榊から逃げられない状態になった。
「えっ・・・ちょっと、何?怒っちゃった?!そしたらごめんっ!」
必死に弁解の言葉を言う。
「・・・そう思うんならさ・・・ヤらして?」
「・・・・・・なっ・・何でそうなるのよっ?!!」
私はどうして良いか分からずパニック状態。すると・・・
「んんっっ?!」
私の唇に生暖かくて柔らかいモノが触れた。