首を傾げると、真幸はまたふっと笑って、
「レイの反応が可愛くてなぁ…ついついイジメたくなんねんな。ごめんな」
と、素直に白状してくれた。まだちょっと笑いそうだけど。
真幸は続ける。
「レイがやろうとしてくれることは分かるし…めっちゃ嬉しいで。
ただ、無理にしやんなんって思ってやらんといてな。俺はレイに無理、させたくないねん」
途中からは目が真剣で、私はその瞳に吸い込まれそうだった。
…っていやいや、そうじゃなくて。
「私…無理してないよ？ただちょっと…怖いけどさ。
でも、真幸のために何かしたいの。…真幸がしてくれたみたいに…」
あれ？なんか私恥ずかしいこと言ってるかな？
自然と顔が赤くなってきて、言葉の最後の方は俯いてしまった。…なんでだろ？
でもきっと、こんな私を見て真幸はまた微笑んでいるのだろう、と何となく思った。
「…ホンマに…したいん？…フェラチオ」
私の顔を覗き込みながら、ちょっと心配そうに聞く真幸。その顔をマトモに見れない。見たら、もっと真っ赤になって……息ができなくなったらどうしよう。
でも!!………ちゃんと真幸が聞いてくれてるのよ!?応えなきゃ!!――――――ううん。応えたいんだ。
そう思って、沈黙の中、首を縦に振った。
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