翌日。6時きっかりのモーニングコールで目が覚めた。波はというと,無防備な姿でぐっすり眠っている。
「…せんせえ…ん」
「……え?」
見ると波はむにゃむにゃと寝言を呟いている。
「ぁん…えっち……」
どんな夢だ。
「波…」
すーすー寝息を立てて眠る彼女が急に愛おしくなり,軽くキスをした。
「んぅ…?」
4度目に口付けた時,波が目を開けた。
「ぁ……。ごめん」
「…襲われてるの?あたし」
襲いたくもなる。
「…キスしたくて」
「何それ……ん…ぅ」
唇を唇でなぞる。焦らず,じっくりと。
「ん…」
波の薄紅の唇に舌を這わせると,乾いていた唇が湿っていくのがわかる。口腔内に舌は入れず,ゆっくりと離れた。
「もう終わりなの…?」
「…もっとしたいか?」
「先生のキスね,好きなの。大人の男のキス。触れるだけなのにめちゃくちゃエロくて…」
止まらない。
「ん…」
髪を撫でながら,何十回も口付けた。
「ん…んッ…」
「波…」
「ん…ねぇ…先生?」
波が急に喋った。キスのリズムが止まる。
「…どうした?」
「エッチ,したい。しよ?」
理性が吹っ飛ぶってこういう事なのか?
「ん…」
手早く波を脱がせ,自らも脱いだ。唇,首筋,胸,と口付けを落とした後,愛撫を始める。
「んッ…ぁ…」
「波……」
「早く…もぉ欲しい…ッん」
早いな,と思いつつもゴムを付ける。しかし,確かに波のそこは充分濡れていた。
「…良いか?」
「うん…早く…」
すんなりと俺を受け入れたそこからは,愛液が溢れて流れ出る。
「ん…ぁッ…ふ…!」
もっ気持ち良くさせてあげたい。腰を動かして快楽に導くが,波の顔が苦痛に歪んだ。
「ッん…痛いか…?」
「ぅぅん…おっきく…てぇ…はぁッ…ぁん」
波の顔は紅潮し,息は荒い。
「……なみッ…!」
「んぁぁッ…はぁッ…!」
絶頂。
「はぁッ…」
「せんせぇ…気持ち良かった…?」
「うん…」
かなり早かったが,快感は大きい。
「…きゃはァ,イってるし」
…誰だ?
--つづく--