友達と縄跳びをしている、ふわふわのくせ毛、お気に入りだったミキハウスの赤いワンピース。
若い男が、自転車を押して近付いてくる。彼は、小さい私を路地裏に連れて行った。
何もわからない幼い笑顔。
おもむろに、下着を脱がされ、その中に隠されていた、まだ無垢な裂け目を見詰める、目。
恐ろしくなった私は、逃げようとしたが、押さえ込まれ、小さな割れ目は、彼の指に弄ばれる。
嫌だ、嫌だ、怖い、誰か…!
はっと目を覚ました。
布団は汗でぐっしょりだ。汗で額に張り付いた居心地の悪そうな髪をかきあげた。