彼の手の近くに彼女の豊かな膨らみが二つある。彼はその膨らみに触れたい衝動を抑えるのに必死だった。ブラウスの生地を内側から丸く押し上げて、たわわに実った果実を連想させる位の豊満な乳房。
彼の股間に血が集まり、ジーンズを中から押し上げて膨れあがる。紅茶で濡れてしまったジーンズをタオルで拭いていた彼女の手が一瞬止まる。彼女の視線を股間に一瞬感じて彼は顔から火が出る程恥ずかしくなった。
「美佳さん、ごちそうさま…俺、予備校行かないといけないんだ」
彼は慌ててソファーから立ち上がり、玄関に急いで行く。その後を付いていく彼女を彼は気が付いてはなかった。
玄関でスニーカーを履くと、玄関のドアノブに手を掛けてドアを開ける。
「優さん…貴方さえ良ければ、家に遊びに来て下さいね」
背後から彼女の澄んだ声がする…彼は振り向き彼女に軽く会釈して玄関を出て行った。
数日が経ち、彼は彼女の自慰姿が忘れられないでいた。勉学に身が入らず、彼女の裸体を想像しては自慰を行う毎日だった。隣の叶家が気になる…レースのカーテンが決まった時間だけ閉めてある事で、彼は彼女が自慰をしている姿を想像していた。
犯罪行為だと判っていても、叶家の庭から彼女の自慰姿を見たくて我慢出来ない状態だった。その欲望を抑えられずに彼は彼女の自宅の庭に行く事を決めた。家を出る時は参考書を見に行く口実で出掛けた。そのまま、叶家の庭に行き、庭から室内を覗き見した。
彼の予想通り彼女は自慰をしていた。彼が彼女に紅茶をご馳走されたリビングで彼女は自慰をしている。恍惚とした艶めかしい表情で感じている彼女の姿は彼を一層欲情させた。
彼は決まった時間になると、叶家の庭へ彼女の自慰姿を覗き見に出掛けるのが日課に成りつつあった。
彼の覗き見行為を彼女は知らずに自慰を行い、彼は彼女の自慰姿に欲情してその場で自慰行為をしてしまった。庭の土に彼が吐き出した欲望の名残があった。彼は自慰をしても欲望は募るばかりだった。
彼女を抱きたい欲望は日に日に強くなり、彼女をレイプしてしまう夢までも見る様になっていった。