リナはあたしの肩に寄り添った。「リナ…可愛い…」口には出せなかったけど、すごく愛おしく思えた。リナは同じクラスなんだけど、顔はかなり可愛い。スタイルもいいし性格も良くてクラスの男子からも人気がある。あたしは普通の女の子。髪は長いけど、性格はサバサバしていて多少男まさりなとこがある。
「彩?」リナはあたしの顔を覗き込んだ。大きな潤んだ瞳で見つめられている…。「ヤバイッ!そんな顔で見つめないで…」あたしはとっさに顔を背けた。「どうしたの?」リナは心配そうに聞いてくる。「リナ、ごめん、少しでいいからこうさせて…」