榛名はメールを呼んだ。
『初めてまして。ユウっていいます。こちらこそ宜しくお願いします。』
という内容だった。榛名にとって初めての相手であったため、直ぐにメールを返す事にした。
ユウは26歳で、榛名より丁度10歳年上だったが、榛名に調子を合わせてくれ、文章から予測すると、親切そうだった。
それから毎日の様に、学校での出来事などたわいもないやり取りが続いた。
ある日、ユウから『写メの交換をしよう』というメールが届いた。榛名は送ろうか迷ったが『ゴメンなさい。自分の顔に自信がなくて、写メを送ると、ユウに見捨てられてしまいそうで恐いから嫌です。』と断った。
榛名は、ユウが私のメールを読んだ時、怒ってメールを返してくれなくなるのではないかとかと思ったが、それでもいいと思って送った。
直ぐにメールが帰ってきた。『分かった。気持ちを害するような事を言ってゴメン。』そう謝り、直ぐに話をかえてくれた。
榛名は顔の分からない相手だからこそ、愚痴なども言えるようになった。両親以上に。
そのうち、『ユウはどんな人なのだろう』、『ユウは今、会社で仕事してるのかな』と空想するようになっていた。
そう、榛名は人生で初めて異性を好きになってしまったのだ。しかし、榛名はその事に気付いていなかった。
ある日、突然ユウからのメールが来なくなってしまった。榛名はユウがいなくなって初めて、ユウの大きさに気付いた。
その日の夜、榛名は初めてオナニをした。ユウの名を連呼し、泣きながら。
まず、ベットに横になり、あまり大きくない胸を左手で優しく揉み、右手をパンツの中入れてみた。榛名は処女の為どうすれば良いのか分からなかったが取りあえず触ってみた。
すると、右手の指先が濡れたのを感じた。『あれ?生理ってまだだよね?』と思い指先を見ると、透明の液体がついていた。
榛名はその時はまだ、『愛液』についてしらなかった。