アヤは真っ赤な顔をしてうつむいた。
しまった!感情にまかせてこんなこと…
アヤは潤んだ目で僕を見つめる…
「…シュウちゃん!」え〜?
しがみついて離れないアヤ…
「痛かったろ?」
「うん…でも嬉しくて…わけわかんないよ…」
わけわかんないのはこっちだよ!
とにかくアヤは猫みたいに甘えて来た。
「生でしたよ…」
怒らせたいのか、わざとそんなことばかり口走る。
「電話の時は…後ろからだった…」
おかしなことにそれを聞くだけで僕はどうしようもなく興奮した。「激しかった…佐々木さん…すごく硬くて…あたし…あたし…」
もう…我慢できない!僕は服を着たまま、アヤを犯した…
「オレ達…変だよね…」
「私も…そう思う」
「アヤが他の男と…悔しくて仕方ないのに…興奮するんだ…」
「シュウちゃんがヤキモチやくほど感じる…」
「変な夫婦…」
「そうね…」
奥さんが実家から帰って来た。
律義にお土産を持って来てくれた。
「変わったことなかった?」
「え?…ええ…」
言葉を濁す意味がわかったかわからないのか…ニヤッと笑ってアヤにも会釈した。