俺は、高本祐也。高2。
少し冴えない、ドコにでもいる青春真っ盛りの16だ。
「祐也ぁ!ご飯だって!早く来いって」
コイツは、妹のルイ。俺と違って、超絶美少女だ。身長164?で、Dカップとスタイルもばっちり!
『お兄ちゃんっ☆』なんて呼んでくれた日にゃあもう…!
「祐也っ!!ご飯だっていってんの!あたしがお母さんに怒られるんだから早く!」
「…はいはい」
現実はこれ。ツンデレ…というよりツンツン?激しく反抗期なのか、最近は態度が冷たすぎる。
[祐也]呼ばわりだし…。仕方なく、ご飯を口に運ぶ。
「食べ終わった…から、俺風呂入るわ」
するとルイは、いきなりイスから立ち上がり怒声をあげた。
「やめてよ!風呂が汚れるでしょッ!?あたしが先に入るから、待ってて」
ダンダンと足音を響かせ、風呂場へ向かうルイ。
母『ちょっと祐也。ルイに何したん?あの子怒らせないでよ』
「なんもしてねー」
何がどうしたんだか…いくら可愛くたって、あれじゃ彼氏できんぞ。
既にいるのかも謎…
(あいつ…sexの時は顔を歪めて喘ぐんだろうか…)
…!!一瞬、妄想してしまった。妹だからなぁ…ダメだダメだ…
部屋に戻り、イヤホンを耳に取り付け、プレイヤーの再生ボタンを押し眠りについた。
♪〜♪♪〜
「…ろ……や…きろ!」
ハッ!!と目が醒めると…
「祐也!起きろ!出たからいいよ」
風呂上がりのルイが、薄いキャミ一枚に、短パン姿で、布団に仰向けに寝ている俺にのっかっていた!
「?え゛…!ぢょ待っ!ダメダメどけろっ」
俺がそう言うと、ルイは俺を軽く殴って、顔を近付けてきた。
「うるさいッ!いくらあたしが可愛いからって勃つなよッ」
ニヤニヤしながらルイは、ピョンっと俺の上からのけると、部屋から去った。
「あいつ…からかいやがって」
そんなルイの態度が変わったのは、俺に彼女が出来てからだった。