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妹は美少女?

ばぁぐん  2006-09-28投稿
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『高本くんっ』
「ん?あ、大河内おはょ」

俺は朝の登校時、彩に声をかけられた。彩はたかたかと駆けて来る。


『はぁ…っおはょぅっ。あのね…私の事、彩って呼んで欲しいんだ』
「え゛え?」

呼びすてにして☆って事かぁ。大河内は、俺が思っている以上に積極的だったのだ。


「あー…あ、や」
『…ねっ、もいっかい言ってみてっ』

…あ。意外と大河内は可愛い。いや、カナリ可愛いんだけど、今まで意識した事なかったからな…


「コホンッ。あや。彩」
俺がそう言うと、彼女は嬉しそうにフフッと笑った。

『ありがと祐也っ』

俺もカァァっと赤くなってしまった。少女マンガみたぃだな〜と思ったからだ。
彩は、俺の手を握って、学校へ導いた。





『祐也の家に行きたい』
「…えっ!?ダメ?!」
『行きたい!行きたいったら行きたいの!祐也の家で遊ぶっ』
「お、おい彩ぁ!」
『だめ…?』
彩は、涙目で首を傾げながらこちらを見ている。チワワかょ…(汗)


「じゃあ…明日!なら…」
『明日!?わかったぁ♪明日っ放課後ね!約束っ』
そう言って彩は、小指で、ムリヤリ指切りげんまんをさした。



「彩は、強引だなぁ…疲れる…(泣)」
もっと可憐で、清楚で、天使のような子かと思ってた。少なくとも見た目は。
現実は、我が儘で、強引で、小悪魔だ。人は見かけによらんな。
改めてわかったょ。


ところでルイは、あの日からおかしくなってしまった。

「ルイ〜洗濯物干しといてくんなぃ?」そう言うと、いつもなら…

《はぁッ!?ふざけんな!自分でしろ!テメェのパンツなんか触ってたまるか(怒)》
…だったのに、

「…ふぇ…?ああ…洗濯物…わかった〜」

そう言って、黙々と干しだすのだ。

もしくは、俺の顔を見た途端、
「やーーーーーー!」
そう言って逃げてしまう。俺が、なにをしたと…?

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