バタン―。
入れ代わりで、お兄ちゃんが入って来た。私は、さっきのビデオのドキドキと、もう少しで見つかったというドキドキが入り交じっている。私はふすまの間からお兄ちゃんの様子を伺った。
どうやら、着替えを終えてメールを見てるみたいだ。そして、テレビを付けた。ピッ―。
私は驚いた!!テレビはまだ、エロビデオが流れ続けているではないか。そう、私はテレビは切ったが、ビデオを止めていなかったのだ。
「あっあっアン」
女の人の喘ぎ声が響く。
『バレた!!』
私は、絶対絶命の危機に立たされた。お兄ちゃんが携帯を置いた…。