沙弥華の瞳は顔の前に突き出された僕のそれに釘付けになっていたが、やはり舐めるという行為に抵抗を感じているのか、口を開こうとはしなかった。
『大人は舐めるんだよ。ほら、沙弥ちゃんも舐めないと大人なれないよ?』
沙弥華は泣きそうな顔をしていたが、僕のダメ出しに気迫負けして、ついに舌をだして先端をペロっと舐めた。小学校低学年の、皮に閉ざされた小さな性器は、快感を求める欲望を既に知っていて、上を向いて勃起していた。
『くわえて?噛んだらダメだよ。』
『…うん。』
沙弥華は逃げる事を諦めて、チロチロと口の中にそれを入れてしゃぶり始めた。それまで自分で勃起したのを触るのも気持ち良いと感じたが、尿意とは違った何かが次第に込み上げて来るのを感じた。
『うぅ…、んっ。』
やがて込み上げて来る何かが抜ける様な感覚を覚えて、僕は思わず声をあげると、沙弥華の頭を掴んで口から性器を離した。
『どうしたの?ピクピクしてたよ?大丈夫!?』
沙弥華が心配そうに僕を見上げた。
『大丈夫。気持ち良かっただけだよ。』
『どうして?舐めると気持ち良くなるの?』
『そうだよ。』
沙弥華はお決まりの質問責めをする。そして、何でも僕の真似をする癖があった。