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妹は美少女?

ばぁぐん  2006-10-06投稿
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そう。その日もルイはおかしかった。




「ルイ〜おかわり」
夜食の時間、食べ終わった茶碗を、炊飯ジャーにいちばん近いルイに差し出した。


「…うん」

ルイはボ〜っとしながら茶碗を受け取り、米飯をモリモリ盛った。
入れすぎにも程がある…
どうしたもんか…。


そして風呂にも入り、リビングで俺はテレビを見ていた。
すると、トコトコとルイはやってきて、
「あたし…寝るね。………おやすみ…」
それだけ言うと、フラフラ歩き出した。

「?あ!ちょい待ち!ルイ!おいってば」
「な…に?」
「明日、彼女家に連れて来っから。菓子でも作っといてよ!」

そう言うと、ルイはピシッと固まって、口をポカンと開けた。



「……るか」
「は?」
「作ってなんかやるかバカ男ーっ!!!」

そう叫び、ドンドン音を響かせながら階段をスゴイ勢いで上った。


「お…おお。久しぶりの叫びが…」
母『ちょっと祐也ぁ。ルイ最近大人しかったのに何してんのよ』





次の日―\r
朝は、相変わらずルイは変だった。親は、大人しくてなって嬉しいみたいだが、実を言うと俺は少し心配だった。

(あまりにも大人しすぎると落ち着かんな…)





『祐也〜っ♪おッはッよ〜ぅ』
「お…お。おはよ」

彩がギュッと抱き付いてくる。人が見てるのになぁ…(汗)


「ちょ…大河内」

彩は、人差し指を俺の唇に当てた。


『あ・や。大河内じゃなくって、あ・や。彩だよ!』
そうニコっ♪と笑うと、人差し指を俺の唇から離し自分の唇につけた。


『…間接キス♪』
上目遣いで彩はこちらを見上げてきた。

「な…」不覚にも赤くなってしまい、俺は後ろを向いた。


『祐也…?』

「…あや…」振り替える。すると…




ちゅっ


「!!!!!!!」


唇が重なる。柔らかな、弾力のある感触が、全身に伝わる。


『ン…』彩は唇を重ねたまま、俺の背中に腕を回し、抱き付いた。

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