「さいあくな子発〜ッ見♪♪」
ガバッ
さちは驚いて振り返った。
そこには金髪の短髪でタバコをくわえながらニヤニヤと笑う男子生徒がいた。耳にはピアスを沢山あけていて、ゴツゴツしたアクセを身につけていた。いかにも不良少年と言うような風貌で背は高くもなく低くもなかったが、顔はなかなか可愛い顔立ちだ。
「アンタ...誰?」
さちは警戒した目でそいつを睨んだ。
「え-1年C組橋本あきらで-す♪..でお前は?」
「あたしのこと知らないの?」
「知らねえよ♪」
「噂で聞かない?」
「そんな有名人なの?お前?でもオレ今日初めてここ来たからわかんないんだよねえ〜♪で、誰?」「1年D組愛川さちで〜す。満足?あっち行ってよ。」
さちは態度のデかいあきらを冷たく弾き飛ばした。
「そりゃないよ。オレお前らがアンアンやってる間もドアの前で待たされてたんだからよ〜」
「そりゃもう楽しかったでしょうに。あたしのプレミアもんのH中の生声きけたんだから。」
「お前おもしれえな。まあまあ楽しかったよ♪それにしても先イカれたくらいで彼氏にアレはないんぢゃない?」
「彼氏ぢゃないし。ヤりたいみたいだからヤらせたのに先イクから頭きたわけ。」
「そりゃまた災難でしたね。」
あきらはタバコを捨てた。
カチン
「アンタさっきからなんなわけ?やたらつっかかってくるけど?私とヤりたいの?そしたらヤらしてやるよ」
さちは再びシャツのボタンを外し始めた。