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さち12

せな  2006-10-15投稿
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さちはしばらくするとシャワ-に入りスウェットにシ-ツを洗って着替え独り震えていた。

部屋には破られた服や下着が散らかったままだ。

ピンポ-ン

ビクビクッ

「さ-ち-?」
「さ-ち-?トモミだよ-?」

さちは返答も出来ないほど震えていた。

ガチャ

「あれ、鍵あいてっぞ」
「も-不用心だなあ〜さち?入るよ?」

来たのはどうやらトモミとあきらのようだ。学校にさちの住所を訪ね来たようだ。

2人はリビングにいるさちを見て愕然とした。

トモミはすぐにさちのそばに駆け寄った。

「何があったの!!さち!!こんなヒドイこと!!怖かったね..もう大丈夫だよ」
と言ってトモミはさちをギュっと抱き締めた。するとさちは声をあげてわ-わ-泣き始めた。

あきらはただ2人を悲しそうに見つめていたのだった。

1時間ほどたつと
さちもようやく落ち着いた。

「わるい。トモミ、なんか取り乱して..」
「全然いいから!!取り乱して当然だよ..またなんかあったらこの番号に電話して!」
「ありがと..マヂありがとね」

さちはまた泣きそうになったがあきらがいたので涙をのんだ。

「あ!!あと橋本君?だっけ?今日はさちについててあげて!!また変な男が来るかもしんないから..変なことしないでよ?!」
「お、おう。」
「え?!ちょっとトモミ?」
「ぢゃまた明日ね♪無理して学校来なくて平気だからね♪」

ガチャン

トモミはそう言って帰ってしまった

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