さちはしばらくするとシャワ-に入りスウェットにシ-ツを洗って着替え独り震えていた。
部屋には破られた服や下着が散らかったままだ。
ピンポ-ン
ビクビクッ
「さ-ち-?」
「さ-ち-?トモミだよ-?」
さちは返答も出来ないほど震えていた。
ガチャ
「あれ、鍵あいてっぞ」
「も-不用心だなあ〜さち?入るよ?」
来たのはどうやらトモミとあきらのようだ。学校にさちの住所を訪ね来たようだ。
2人はリビングにいるさちを見て愕然とした。
トモミはすぐにさちのそばに駆け寄った。
「何があったの!!さち!!こんなヒドイこと!!怖かったね..もう大丈夫だよ」
と言ってトモミはさちをギュっと抱き締めた。するとさちは声をあげてわ-わ-泣き始めた。
あきらはただ2人を悲しそうに見つめていたのだった。
1時間ほどたつと
さちもようやく落ち着いた。
「わるい。トモミ、なんか取り乱して..」
「全然いいから!!取り乱して当然だよ..またなんかあったらこの番号に電話して!」
「ありがと..マヂありがとね」
さちはまた泣きそうになったがあきらがいたので涙をのんだ。
「あ!!あと橋本君?だっけ?今日はさちについててあげて!!また変な男が来るかもしんないから..変なことしないでよ?!」
「お、おう。」
「え?!ちょっとトモミ?」
「ぢゃまた明日ね♪無理して学校来なくて平気だからね♪」
ガチャン
トモミはそう言って帰ってしまった