そのあまりにも不清潔な手に、私は気持ち悪さを感じた。それより、さっきより激しく動く男の手に怒りを覚えた、私は彼女と目が合った、私の顔は今思ったこの感情のせいできっと怖い顔をしていたのだろう、黒髪の彼女が"気付いてくれた"という眼差しで私を見ている。"助けて"と…
私は彼女の後ろに立つ男の姿を目だけ動かし盗み見た、私は驚いた。その不清潔でイヤラシく動く手からは想像つかないほど男の顔は綺麗で整った物だった、ただ、雰囲気が暗く良い印象を与えない。
私は少しためらっていた、やはり男性に対して注意をして逆切れなんてされたら正直怖い、でも彼女は私に助けを求めている。
私が頭で色々考えていると、男の行動はエスカレートし、彼女のシャツの調度胸辺りのボタンを2つ外し服の中へ手を入れた。私の位置からだとよくわかる、ブラジャーの隙間にまで指を突っ込んで乳首をイヤラシく弄っている。私の心臓はドッドッドッっと張り裂けそうなくらい緊張していた、でも被害にあっている彼女はきっと、もっと怖くて辛いんだ。
私は彼女の手を握った…