高校生のみつには、大学生のお兄ちゃんがいた。
名前はゆう。
二人は幼い頃に両親が他界した為に二人で暮らしていた。
そして、ある日の夜。
【僕等は禁忌を犯した。】
―ガチャ
『お兄ちゃん、お風呂空いたよ?』
『分かった、すぐ……って、みつ!!いい加減そんな格好でうろつくのはやめろ!!』
みつは下着も着けずにネグリジェ1枚だけで俺を呼びに来た。
『だってお風呂上がりは暑いんだもん!!それにそんなに怒らなくたっていいじゃない。』
―バタン。
みつは怒って部屋を出てってしまった。
俺は最近みつを妹として見れなくなっている。
みつの瞳、みつの唇、みつの髪、みつの肌、みつの……。
みつの全てに触れてみたくて仕方がない。
『(理性が吹っ飛びそうだ…。)』