何週間かが経った。
無事試験も終了して、単位も取れ、私は進級できることになった。
友達とカラオケで一晩過ごし、朝の七時ごろに上りの電車に揺られていた時のことだった。
慣れない満員電車に潰され、気持ち悪くなった私は隅の方へ移動した。
ふと見上げると、自分をじっと見つめている不良と目があった。
男達はニヤニヤ笑いながら近づいてくる。
背筋がぞくっとした。
(やばい…離れないと…)
「ちょっと大人しくしててくれる??」
乱暴に腕を掴まれ、壁に押し付けられた。
「やめて!!放してよ!!」
「すぐに気持ち良くなるからさ…」
「だめだってば…あ…っ!!」
いきなりしつこく秘部に指を這わされ、意志とは反対に素直に反応する身体。
「んっ…ううっ…」
愛液が太股を伝うのが分かる。
感じてしまう自分が情けない。
男達に犯されながら、私は泣いていた。
──もうどうなってもいい…
「ちょっと、何やってんですか??」
低い男の声がして、不良達は手を止めた。
「何してるんですかって聞いてるんですよ、そこの女の人に」
「何してるって…」
「どいて下さい」
涙で霞んだ視界が開けた。
暖かい手が腰に回される。
恥ずかしさで、私は顔を上げることができなかった。
「立てますか??」
私は力なく頷いた。