「できました。」
うむ、と主任がチェック…
ふんふん…と、書類を見ている…。ああ…かっこいい…。ミスがないことを祈るけど、主任を見ていたいのも確か。
「いいだろう…」
「あ、ありがとうございます」
「小池君…次はなしにするんだぞ」
「…はい…毎日そのつもりなんですが…」
「いつも思っててこのありさまか！まったく性懲りのないヤツだ」「…はぁ…」
「君の場合は子供みたいにおしおきしてやらなきゃダメか？」
同じミスだから…言われても仕方ない。
「次やったらどうする？」
「…えっと…主任にお任せします。」
「じゃ百タタキだ」
もちろん冗談だけど、この残業も、もうできないな…
翌日……
私はまた事務所に居残り…
今日のミスはあまり時間はかからないと思う。同じ失敗ではないので主任は仕方ないな…と、また付き合ってくれた。
「…終わりました…」主任は溜め息をついて、少し笑う。
「さあ…どういうおしおきにしようか？」
「ミスはミス…ですか？」
「ああそうだ」
「百タタキ…ですか？」
主任は吹き出した。
「それがいいのか？」「主任がそうおっしゃるなら…」
主任はまじめな顔になって私を見た…
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