私には、人に言えない願望がある。…レイプ。元々、Mの気があったし。それに、そこまでして私が欲しいのねって、自惚れてた。 その日私は、珍しく残業になった。なかなか思うように捗らず、最終電車の時間が迫ってきた。焦れば焦るほど、ミスばかり…。もう、今日は帰ろう…。イヤな事って重なるもので、慌てて乗り込んだ最終電車、ドアの近くに立っていた男性に、マトモにつまづいてしまった。「痛っ…、あっ、すみません。」恥ずかしいのもあって、軽く頭を下げて、逃げるように別の車両に移った。電車は、何事もなく、降りる駅に到着。ふと腕時計を見ると、日付けは変わってる。もうこんな時間。知らないうちに、速足になる。私の家は、駅から結構距離があるが、ダイエットのつもりで歩く事にしている。その時、もう一つの足音に気が付いた。他に人がいた! 暗闇の中、心強いが、不気味でもある。なおさら速足になる。(この公園つっきって帰ろう。暗いけど、近道なんだよね。)そう思いながら、公園の半分辺りまで来た時、急に後ろから口を塞がれた。