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愛撫・学生時代2

ザクロ  2006-11-11投稿
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何日か断絶状態だったけど、私があんまり落ち込んでるから、お父さんは心配してる。
お母さんは体の具合が悪くてしばらく寝込んでいるから、ウチの中はすごく静かだった。「ミサキ…ちょっと」なんだかホッとしたような気がする。へこんでる気持ちを誰かに聞いてもらいたかったし…
物置小屋は土と草の匂いがする。気持ちが落ち着く場所…
「失恋…?」
話してるうちに…涙が出て来た…
「あれほど言ったのに…」
お父さんは私の頭をクシャッとやって、なぐさめてくれた。
なんだか余計に泣けて来た。
「もう泣くな…いろいろあるさ…」
私は大きなお父さんの胸に甘えた。抱き締めてくれる中でしゃくりあげて…
ようやく落ち着く頃、暗くなり始めた。
「お母さん…大丈夫?」
「ああ…明日病院に行ってみるよ」
私はしばらくお父さんの胸の中に甘えてた。
次の日…
お母さんは少しの間入院することになり、私が家に帰ると、お父さんだけだった。

静かでさびしい…
「ミサキ…ちょっと」物置小屋…
二人なんだから、わざわざ離れに行くことはないんだけど、不自然にも思わない

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