俺は大学の一回生になっていた、
夏休みに母の叔父さんが亡くなった(母の従兄弟=先生の夫、の父親)
結構田舎で、母の実家の近くだったので春休みに免許を取った俺が
運転手を兼ねて送っていくことになった。
田舎に着くとその家はお通夜の準備でバタバタしていた。
母は親戚の人たちと喋っている。
俺は邪魔にならないよう母の実家に一旦戻ろうとして
勝手口から出たとき不意に後ろから
「R君?」と声を掛けられた。
振り返るとそこに先生が立っていた、中学卒業以来だった。