雷鳴は遠くに…雨は相変わらず…
私は後ろからお父さんに突かれている!
「あん!あん!お父さん…ダメェ…は!あ!」
隣りの部屋ではマコトがすやすや眠ってる…「あ〜!イッチャウゥ!」
びゅうるるるるぅ!
ハァハァハァハァハァ…お父さんのが…中に勢いよく…
「ハァハァ…悪い…お父さん…ハァハァ…」
暗くなって、タカオさんが来た頃には雨は止んでいた。
「忙しいらしいな」
「ええ、全くたまりませんよ」
男の酒宴が始まった…タカオさんはあまり強くない…ほどほどにね、と釘をさしたけど…「大丈夫だよ、君も一緒にどう?」
「遠慮しとく…」
お願い…お父さんと二人きりにしないで…
そんなこと、言えもしないし…
「マコトをねかしつけて来る…」
そう言って、私は二階に上がった。
そうだ…このまま寝てしまおう…
少しまどろんだ…時計は…まだ10時…
「う〜ん…」
タカオさん…もうつぶれてる。だから言ったでしょ? 私は彼に布団を掛けてあげた。
このまま…眠ってしまおう…このまま…
下では…テレビの音…カチャカチャと酒席を片付ける音…
いい…このまま寝るんだ…!
「ガッシャン!」
何?
タカオさんはびくともしない…