「あんっ…ふぇ…もぅ……っや……あぁぁっ……」
「言えよ。イイの?よくないの??」
陸の優しい言い方とバイブのせいで、イク寸前まで来ていた。
「すごく…イイっ……ですっ…っぁああ…!!!」
莉架は体を大きくのけぞって、ぶるっと体を震わせて果てた。
「もうイッたのか…。よかった??」
「よかった…じゃないです。…過去形にしないで…」
気持ち良さに瞳を潤ませた莉架が言った。
陸がフッと笑う。
「いいよ。莉架が気ぃなくすくらいイカせてやるよ」
「よかった…じゃないです。…過去形にしないで…」
気持ち良さに瞳を潤ませた莉架が言った。
陸がフッと笑う。
「いいよ。莉架が気ぃなくすくらいイカせてやるよ」
陸は莉架の額に優しく優しくキスをした。
――――――
その日から約半月後、莉架が学校から帰って来たオレに向かっていきなり言った。
「陸、ぁたしと別れて」
「…はっ…!?」
オレは理由がわからなくて、泣いてる莉架を茫然と見つめるしか出来なかった。
なぜオレはあの時気付いてやれなかったのか。
莉架の瞳があの話をする時しか見せない、色の無いものと後から気付くなんて…オレは本当に彼氏…いや、男として失格だと思う。
ごめんな、莉架―――。