「…んッ…は…ぁ…」
細々と聞こえるあえぐ声。
普段、自分に厳しいというかなんというか、端的に言うとクソ真面目なルトの口から
そんな声がでていると思うと、ゾクリとする。
「…ルト、可愛い…」「…は、ぁ…レ、イさま…」
囁きながら、ルトの胸に唇を落とす。
…また“さま”付けか。僕は若干イラッときて、ルトの胸にある小さな突起をちょっと乱暴につまむ。
びくん、と震える彼の体。…敏感。
「ちょっと触っただけなのに…ホント敏感だよねぇ、ルト。」
「…んッ…やぁ……言わない…で…」
顔を真っ赤に染めて、首をふるふると横にふる。
瞳はぎゅっと閉じられていて
目尻に涙が浮かんでいた。
…それすら可愛くて。
ベッドの上に二人。
仰向けのルトに覆い被さる僕は。
いってみればやりたい放題。
ルトの胸に狙いをつけて、そこばっかり責める。
突起を手でこねてみたり
つまんでみたり
そうすると、どんどん美味しそうな紅みを増していく。
衝動的に、それに舌を絡める。
「…あ、…あぁっ」
びくびく、とルトが震える。
感じてくれてるのが嬉しくて
もっと舌をうごめかせる。
右のほうは舌で
左のほうは指で
撫でたり
いじったり
それだけのことでルトは顔を真っ赤にしながら涙をポロポロとこぼす。
「…んッやっ…あ、…ぁ…」