なんて言葉をかけていいのか分からないまま、布団の中で沈黙は続いた。
その沈黙をやぶったのは美咲の方からだった。
「お兄ちゃん、今日はギュッてしてくれないの・・・?」
胸が高鳴った。でも俺はどうしていいか分からず戸惑っていた。
そっと美咲が両手を回してきた。
「美咲・・・」
このままだと俺は大切な妹を・・・
今まで必死に守ってきた妹を・・・。
「お兄ちゃん、美咲はお兄ちゃんの事好きだよ。今まで色々ありがとう」
美咲の一言で俺の中の理性が崩れていった・・・
もろいな・・・
男ってやつは・・・