マコトに吐かせた待ち合わせ場所…
もうすぐ来るはずだ…あ!そそくさとやって来た!
ベージュの砂柄の上着に膝丈のスカート…
いつもズボンのくせに!
カフェに入ったら、まずトイレに行き…出て来た…一番奥の席に座り、時間を気にしてる。
満を持して僕は店に入った。
「あ…」
バツが悪そうな顔…
「早いね…パートもう終わったの?」
僕を見て戸惑うのを無視して、向かいに座った。
「今からちょっと打ち合わせがあるの…」
「へえ…」
「あの…大事な打ち合わせなのよ…よかったら、先帰ってて。母さんもすぐに帰るから…」
「マコトは…来ないよ」
母さんは複雑な目…
「母さん…誕生日だったんだよね…」
怯えがみるみる目に現れた。
「あいつとは…絶交した…意味わかるよね?」
狼狽する母さん…コップを持つ手が震えてる…
マコトは僕の親友だった。今日までは…。
『明日…、デートなんだよ…』
『例の熟女か?好きだな、お前も。大丈夫なのか?人妻だろ?』
『向こうも遊びだから…』
『結構激しいのか?』『あ…いや…まあね』マコトは…あまり話したがらなかった…今日、その理由がわかった…