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母さん3

ザクロ  2006-11-27投稿
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母さんの表情が変わった。もちろん何も言えるはずはない。ただ、父さんは家庭を顧みない仕事人間。男なら仕方ないとは言っても、女として充分機能している母さんを、飼い殺しにしているような気は、確かにする。
恨みがましい顔…。
「寂しいって…、僕がいるじゃないか…」
「…わかってる…悪かったわ…」
母さんの表情には、複雑な後悔と未練が見て取れた…
「マコトと…もう会わないでくれよ…」
母さんは口をつぐんでうなづくしかない…
「未練が…ありそうだね」
コーヒーが運ばれて来た。
母さんは僕を初めて見た。
「…ない…」
「嘘だ…」
母さんは一口飲んだ。「…母さんの顔見ればわかる…」
「……」
「やっぱり…男が欲しかったんだ…」
「やめなさい…」
「だって、そうじゃないか…息子でも寂しさを紛らわせないなんて、それしかない」
「違う…」
「隠さなくていい。僕だって…もう大人だ…わかるよ。わかってはいるけど…」
今度は僕が情緒不安定になる…一口飲んだ。「ごめんなさい…」
母さんの目が少し潤んだ。
「母さんは…まだ…若くてきれいだ…だから…可哀相だとも思う…でも…」


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