3階…
母さんは目を伏せてボタン付近に手を突いている。ここも誰も乗らない…
ボタンを押せない母さん…
僕は母さんに覆いかぶさるようにボタンを操作する…
母さんの腰に…僕のズボンが…
ブィィィン…ブィィィン…
…柔らかいお尻の曲線…僕の塊が…母さんの腰に…当たる…
母さんは立ち位置を変えた…わかったんだろうか…ドキドキしてどうかなりそうだ…
ブィィィン…
母さんはきれいな指を丸め、震えるこぶしを握り締めた。
(…止めて…くれないのね…)
(痛いの…?)
それには答えない母さん…
チン!4階…
ドアが開くと、リネンの出入り業者らしき男。手押し台車を遠慮して、結局彼も乗らなかった。
母さんの息が荒くなったような気がする…
「マコトは…いつも…こうするの?」
「…」
ブィィィン…
「マコトに…こうされて…」
ブィィィン……
「母さん…どうなっちゃうの?」
ブィィィン…ブィィィン…
(…フ…ン…)
(…トロトロに…なるの?)
(…ン…ン…)
ブィィィン…ィンイン…
なよっと力なく壁にもたれかかった母さん…うなじが、女を感じさせる…
指を噛んでいる…
ブィィィン…ブィィィン…ブィィィン…