翌日は土曜日…
姉ちゃんは休み。
父さんと母さんが出勤したら、二人っきりになる。今日は何言われるのか怖い…
コンコン…
「おはよう」
姉ちゃんは高飛車に朝の挨拶。ボクは悪びれたまま返した。
「ふんふん…剃ってるね。」
「写真撮影…って?」「…これに着替えて」
ベッドにバサッと投げた……ん?
「これ……え〜?」
「文句ある?」
早くしなさいよとけしかけてから、またさっさと出て行った。
薄いピンクのブラジャーとパンティー…
可愛らしいワンピース…
着なさいと言われて着るもんじゃ…ない…
しばらくして姉ちゃんは片手にデジカメを持って来た。
ほくそ笑んでいる。
「さあ…少しお化粧ちまちょうね」
ああ…なんて屈辱…
鏡のボクは…本当に女みたいになった…
姉ちゃんはボクの顔に接近した。結構まじめにアイライン…姉ちゃんの息がかかる…
今度は口紅…
姉ちゃんの唇は化粧しなくてもピンク色に光ってる…ああきれいだな…鏡のボクは姉ちゃんに比べたら化け物かも知れない…
こんなに姉ちゃんに接近したことないから…ドキドキする。あ、いけない…窮屈なショーツは、やはり男には履きにくい…
(さ…できた)