「あっ!!あんっ…」
壁の薄い隣の部屋からはいつものように声が漏れる。「相変わらずお兄ちゃんもよくやるよ…」凛は今年高校にトップで入学をした、顔ヨシ、スタイルヨシ、頭ヨシ、のできすぎる子だった。「も〜!!!お兄ちゃんうるさい!!!」と壁をたたく姿さえ、みている男はかわいく思うだろう。しかし、凛には彼氏がいなかった。「廉君だめぇ!!あ…んんっ!!」
「もう!ばか廉!!私だって彼氏つくってやる!!誰のせいで彼氏できないと思ってんだ?!」凛は壁にノートを投げ付け家をでて行った。
「もー廉君!!また凛ちゃん怒っちゃったよ???」「彩音の声がおっきぃからいけないんだよ」廉は彩音の顔に飛び散らした精子を拭きながら笑った。