…パジャマのズボンにパンティーラインが透けて見えた。
コイツも一応女なんだな…高校二年生だからもう体は立派な大人。
ただなぁ…夏は大股広げてるし、オレの前で屁だってする。
ああ…そんなの彼氏が見たらさぞ落胆するだろうと思ってた。
「いつまで髪といてんだよ。」
「いいじゃん。」
「お前さあ、彼氏いるの?」
「いなぁい」
「だろうな…」
「むっかつく、はよ風呂入れ!」
美咲とは大体こんな調子だ。
「パンツ透けてるぞ」「え?もうバカ!あっち行け!」
からかい終わって風呂に入る。
…湯船の中で、ふと思った。二号は廃棄する時はどうしたらいいんだろ…
…最近そんなことまど考えちゃってる…
ここ2、3日、二号は押し入れで充電しっ放しになって座ってる。
茜は最近口も利いてくれなくて、二号のハードディスクから彼女を消した。大体アイツはちょっとした言葉に過敏に反応しすぎるんだ。
一番データが充実したモデルだったのに…
「お兄ちゃん、風呂!」
「はいはい」
また髪とかしてる…
「まったく念入りだな」
「女の子なら当然よ」「フッ、女の子か」
ん?
「今日パンツ透けてないじゃん、ノーパンか?」