ビシッ… ビシッ…
ビシッ… ビシッ…
「あぅっ…ひン……ひッ…ひゃぅ…」
鞭が打たれる度に、幼さを残した少年の悲鳴と鎖のジャラジャラと揺れる音が壁に反響し、地下の通路に響く。
そうした哀れな幼い少年の声にも、鞭を振るう青年は特に表情を動かすでもなく、ただ淡々と腕を動かし続ける。
天井から吊された白い肢体には鞭で打たれた赤い傷が無数に刻まれ、少年がどれだけの時間鞭で責められているかを語っている。
「二度と逃げようと思うな。次はこの程度では済まなくなるからな」
もはやグッタリとして返事すら出来ない少年を降ろしてやる。
一度少年を床に降ろしてから慎重にもう一度、横抱きに抱き上げて地下室から出ていく。