雪がとぎれとぎれに降り続く…
オレは美咲と2回目を終えていた…
ほとんど前戯なし、性欲に任せて入れるだけ…まるで犬や猫みたいに単純に…。
でもそれが、かえって刺激的だった。
他人と違って気心が知れてる…気を遣わずに、素直にセックスを楽しめる。
「え?…また?」
「ああ、まただ!」
美咲に飛び掛かる…
「キャ、」
ちゃんと濡れてる…
布団の中でせわしなく腰をぶつける!
ぺたん!ぺたん
「は!は!ああん!」ああ…交尾を繰り返すオスとメス…
小さい頃…妹は、オレだけの家来だった…
今、その頃を思い出した…
「言うなよ…誰にも…」
「あ!あ!」
「気持ちいいか?」
「うん!うん!最高…」
プルルルル…プルルルル…
電話の子機は美咲の部屋…
美咲はバスタオルを巻いて電話の方へ…
「あ、お母さん…?うん…」
もう四時か…
「遅くなりそう?」
しばらくして美咲が戻って来た。
「もうすぐ病院を出るって…」
「そうか…」
オレと美咲は、散乱したティッシュを片付けて、もそもそと服を着始めた。
「今晩なにかなあ…」これだけの異常な行為の後に、晩飯の心配をする自分がいる…。美咲も普通にほほ笑んでいる。