二日目の朝…私は憧子からの電話で起きた。
憧子「なつ!?何してんの!?時計見ろ!!」
出た瞬間に怒鳴られて驚きながら時計を見ると…11時過ぎ…慎夜との待ち合わせ時間から2時間オーバーしていた。
菜月「え!?あれ!?何で!?」
一時パニックを起こしたけど、これ以上待たせる訳にいかないと思って、憧子にお礼を言ってから慎夜に電話をした。既に携帯が慎夜から電話&メールの嵐になっていたのは言うまでもない。
電話越しの慎夜は涙声だった。私は昨日した約束を絶対実行しなきゃいけないと強く思って、即座に用意をして向かった。
ベンチに一人ポツンと座っている姿を見ると胸が締め付けられた…。
菜月「ごめん!!ほんとごめん!!」
涙目になって謝る私の頭をポンポンと撫でてくれた。
菜月「許してくれる?」
少しホッとして聞いてみた。
慎夜「怒ってないよ。その代わり、罰として一緒にホテル行こうか。」
笑顔で言われた…。
結構断れずに、ラブホテルに行くことになってしまった。