数日が過ぎた
初めての浮気で罪悪感と何とも言えないｽﾘﾙがあった。彼にﾋﾐﾂな事
それだけで胸がｷｭﾝｯとした
また佐藤さんからのﾒｰﾙ
[ねぇ、夜に会えない？]
しばらく迷って
[彼氏がいるの。一緒に住んでて夜はﾑﾘなんです]
[なら日中でいいや]
[彼氏はｼﾌﾄなんで日中もいる時があるから]
[いつならいいの]
多少不機嫌そうなﾒｰﾙ
[〇日なら日中大丈夫ですけど]
[その日はﾑﾘ、他は]
[〇日と〇日後はまだ分からないんです]
唯一日曜出勤があり
[じゃあ、〇日でいいよ。また連絡する]
その当日、昼過ぎに会う約束になった
ﾀｸｼｰで指定された場所へ来るよう言われ行くと佐藤さんはﾀｸｼｰに乗り込み
｢〇〇〇まで行って｣とﾗﾌﾞﾎの名前を告げた
ﾎﾃﾙに着き私の手を引き中へ
ﾎﾃﾙの一室へ入った
佐藤さんはｿﾌｧｰに座り
｢座れば｣と声を掛けた
他に座るところはﾍﾞｯﾄﾞしかなかった。仕方なくﾍﾞｯﾄﾞに腰掛けた
｢麻由ちゃん彼氏いるんだぁ。何て言って出てきたの？｣
ﾄﾞｷｯとした
…………何て答えたらいいんだろう？………
素直に答えることにした
｢彼氏には何も言わないで来たよ。別にそこまで干渉しないし｣
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