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桜吹雪の下で

吉田理  2007-03-27投稿
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少しクセのある林日向の髪の毛に白い桜の花びらがふりかかる。
それを取り除こうと、
村田和雪は、手を伸ばしかけたがやめる。


会社の恒例行事の花見。場所とりは、朝からだったので、くたびれて林日向は眠ってしまった。

そんな無防備な林日向に触れたら、村田和雪は、そのまま彼を押し倒し、息も出来ないぐらい唇を吸いつくしてしまいそうだから手を伸ばすのをやめた。

「エロエロマンになってしまう」と、細い黒ぶち眼鏡のフレーム。そのずれを苦笑いしながら直すと、和雪は日向から顔を背けて頬づえをつくのだった。

…夜の妄想の中での日向は、もう何千回も何万回も和雪はに犯されてる…。
和雪に組み敷かれ無理矢理身体を開かれて啼きつづけてる。
何度も何度も和雪に奥深く貫かれては、「もっと、もっと」と、身体をくねらせ快楽に震え喘いでいる。
…妄想の中では。
でも、実際にそんなことをしでかして、罵られ、嫌われて、最悪二度と口もきいてもらえなくなったら、それこそ救われないので和雪は、怖くて未だに日向に手が出せないのであった。
「日向、お前、あんまり鈍いと、俺、マジで真田部長のお嬢さんとお見合いするぞ!!」
心にもない台詞をうたた寝している日向に嘘ぶいてみる和雪だった。
「は〜ぁ。キスぐらいは、期待したが…」
「お〜い!」向こうで、会社の同僚達が、手を振っている。
「まあ、のんびりいくか。宴はこれからだし…」

続く




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