こんな真夜中にかかってくるのは隆一しかいない。
私はすぐに隆一からだ!!とわかった
「鳴ってるよ」
優が言うと
「気にしないでいい」
私はそう言い四つん這いになった。
優も彼からだという事に気付いてるに違いない…
優はいきなり私の携帯を取りにいき、通話を押して私の耳に押し当ててきた。
「えっ!!」
そういうと
「もしもし」
隆一の声がした。
「あっ…もしもし」
私が素に戻り電話にでるといきなり
ズンっ!!
優がバックから私の中に入ってきた。
「アッ。」
私は声を押し殺した。
「蘭どした?今何処にいるの!?」
心配している隆一の声。
すかさず腰を動かす優。
んっ……ンッ………
喋れない私…………。
まさか隆一と電話しながら他の男とヤッてるなんて言えない。
「ほら、早く話しな。」
小声で優はニヤニヤしながら私をみている…
「今……アッ……ともだ……ち………の……アッとこ…」後ろから私を抱きしめながら優も携帯に耳を傾け会話を聞いている。
「今日帰らないの?連絡くらいよこせよ。心配すんだろ」
隆一がそう言うと
「ごめん…ちと酔っちゃ……って帰……」
そこでいきなり優がチクビをつまんできた。
「ああアアアアアッ!!」
思わず声が出てしまった…
「どした!?」
心配する隆一…………
「あぁ…ちとゴキブリが……」
かんとかごまかした私。
「そか。潰しちゃえよ。明日何時に帰る?俺さ〜」
どんどん話し出す隆一を遮るように、
「明日帰る時に連絡する!」
そう急いで言うと電話を切った。。
そして優を睨むと
「ごめん…だって興奮するんだもん」
「もうしない!」
私が言うとまた捨てられた犬のような目で私をみてきた。
そしてその愛らしさにまた心を許してしまう私…