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桜吹雪の下で?

吉田理  2007-04-02投稿
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俺は…。
「日向…愛しているよ」と呟いたまま動けずにいた。妄想の中での俺は大暴走しまくりのバリバリ過激で、ガンガンいやらしく、日向を思う存分ぐちょぐちょに汚しているのに…!
実際の俺は何も出来ない腰抜け男…でしかなかった。「据え膳食わぬは男の恥」の典型的パターンである。…林…日向…死ぬほど………腹が……立つ…!!!

だけど…。
抱きしめた腕の中、日向の身体の温もりや髪の毛からほんのり香る匂いに俺の心が幸せで満たされていく。
ただそれだけのことなのに愛と平和を感じとり、守りたい、大事にしたい、愛し続けていきたい…と、俺を優しい気持にしていくのであった。

…「人を本気で愛する」とは、こういうことなのかもしれない…。

あぁ…日向も俺と同じ気持ちであったらいいのに…。
それならば今までの苦しい夜も虚しい朝も切ない昼も報われて、解放されるのに…。
自分の想いだけが、一方通行で空回りしているのだと認識した時、俺はボロボロ泣き出していた。

続く


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