『遥ちゃんもキレイやなぁ!ぜひとも妹になってほしいわ!なぁ、今日今から会われへん?』そんなメールにビックリしながらも本当に写メのように可愛らしい顔なのか見てみたくなり、「いいですよ!待ち合わせ、何時にどこにしますか?」『遥ちゃん、神戸まで来れる?』「はい、大丈夫ですよ!」『じゃあ、1時に神戸駅で。着いたらメールして!』「は〜い!」 私は念入りに化粧をし髪の毛をコテで巻きました。そして、電車に乗り神戸駅のホームでメールを送りました。「今着きました」『じゃあ中央改札で待ってる。目印はヴィトンのモノグラムのバッグやで!』私は中央改札へと向かい、モモさんを探しました。改札のすぐ側でヴィトンのバッグを持って立っている女性を見つけ、ゆっくり近づき恐る恐る話かけた。「あのぉ、モモさんですか?」その女性が振り向いた瞬間、私は驚きました。そこには写メと同じ顔が!満面の笑みで『遥ちゃん?めちゃくちゃキレイやし』「いやいや、モモさんの方が全然キレイやし!キレイすぎてビックリしました」『ホンマ!?ありがとう☆』「今からどうします?」『うん、私の部屋行こ!今日は寒いし、部屋でまったりしようよ』確かに、その日は本当に寒い日でした。神戸駅から歩いて10分程度でモモさんの住むマンションに着きました。そして、部屋に入るととんでもない光景が…。私と同じ年ぐらいの女の子が2人裸で抱き合っていました。固まっている私の後ろでモモさんが『私の可愛い妹やねん!遥ちゃん、適当に座って!』動揺しながらも、私はソファに腰掛けました。『紹介するわ!ミキとリエ。で、こちらが遥ちゃん。遥ちゃん、ビックリしてるから、そろそろ服来て帰り!』モモさんにそう言われた2人は服を来て、モモさんの部屋を後にした。『ごめんな、ビックリしたやろ?』「はい、少し。」『はっきり言うけど、私はレズ!さっきみたいに女の子同士で抱き合うのが好きやねん。気持ち悪い?』「……。」あまりにも突然で衝撃的な出来事に、私は何も言えなかった。 その日の夜は、お酒を飲みながらモモさんの手料理をご馳走になり気がつくと終電が終わっていた。