目が覚めたら賀夜はキッチンに立っていた。
いつの間にか眠ってしまったようだ。
賀夜「起きたぁ?おはよう☆」
わぁ〜満面の笑みだぁ☆
由紀「はい、おはようございます」
少し照れながら言った。
賀夜「ご飯作ったんだけど。。。食べる?」
由紀「はい、じゃあ先に顔洗って来ますね」
朝食はトーストとサラダとスクランブルエッグだった。
恋人達の朝の風景だ。
たまらなく嬉しかった。
賀夜「何時頃かえる?」
由紀「夜ぐらいで大丈夫です」
賀夜「そっか、今日どっか行こっか?」
由紀「はい♪」
オシャレをしてでかけた。端から見たら友達同士か姉妹に見えるだろう。
賀夜「どっか行きたい所ある?」
由紀「どこでもいいですよ」賀夜「じゃあ映画見に行こうか?」
由紀「はい」
賀夜と由紀はどの映画にするか悩んだ。賀夜はラブストーリー、由紀はファンタジーが良かったどっちも話題作でどっちも見たかった。
由紀「じゃあ今日はそっちを見ましょう♪こっちはまた今度。」
賀夜「ぅん、ありがと☆」
チケットを取りに窓口にいくとカップルシートしか開いてないといわれた。
賀夜「どうしようかぁ?」
由紀「いいじゃないですかそれでも」
賀夜「じゃあ?枚お願いします」
ホントにカップル向けだ。
体が自然とくっつく。
映画のクライマックスで涙もろい由紀は泣いてしまった。
ふと、賀夜を見ると賀夜も泣いていた。この映画は、愛しあっていたカップルが別れる話しだ。
賀夜「由紀は行かないで。。。お願い」
抱き着いてきた。