「やめてよ」泣きながら勇介の家を飛び出したのは小学校6年生の時。
勇介とは幼馴染みでよく家に行き来してた。
あの時も勇介の部屋の押し入れに懐中電灯ひとつ持って2人で一緒にいた。秘密基地にいてる様で楽しかった。
なのに…
「鞠華ｾッｸスってどんなんかな?」
「えっ?」
勇介はそう言うと私のお気に入りの白いヒﾗヒﾗのｽカｰトをめくり、ｼョｰツの隙間からｱソｺに指をいれた。
痛い…
「やめてよ!!」
涙声で叫ぶと勇介は驚いて指を抜いた。その隙に、私は押し入れの戸を豪快に開けて、家を飛び出した。自分の家に帰らず公園のブﾗﾝコに揺られていた。
今家に帰ったら泣いてしまいそうだから。
私はただ、血で汚れたお気に入りの白いヒﾗヒﾗのｽカｰﾄを見ていた。下半身に不快な痛みを感じながらもう純粋じゃない身体なんだと感じながら…
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