「返事は、はいだ」
理子は無言で首を振ったが、男子は歓声を上げた。
見えかけていた理子の乳首が今の理子の行動で下着がずれて、完全に見えたのだ。
気付いた理子はとっさに叫んだ。
「っ!!変態!!!」
すると桐也が勢いよく蹴られた。
「やめて!!!桐也は関係ない!!!!」
「委員長が刃向かうと梶乃はボロボロになるぜ?」
「卑怯者」
理子が呟くと桐也は袋叩きにあった。
「あ!!!やめて、やめてぇ!!!!お願い・・・・・・」
理子は泣きながら目の前の男子に言った。
「言うこと聞きますから、桐也には手を出さないでください」
涙をこぼして言った言葉も、集まり集まった生徒、教師含め500近い男たちの声にかき消された。
「じゃあこの文を読め」
「ぅぅ・・・わ・・・わたし伊那谷理子は・・・・・・この学校のすべての男の人たちを満足させると・・・・・・誓います」
その時、男子の中のひとりが叫んだ。
「か、梶乃が警察に電話してたぞ!!」