なやましげにくねる細い腰が、爪が食い込むほど強く掴まれている。
更に暴力的な激しさで突かれる。
ぶらさがる二つの乳房がその度に揺れた。
しいたげられるような痛みを感じながらも、愛子は快感にむせび泣いた。
「す、すご・・・!あああ!また!・・・イっ」
快感の高波が続けざまにおしよせてくる。
再び四肢を硬直させて果てた。
太郎も絶頂を迎えようとしていた。
腰を掴む手にさらに力を込める。
「おらぁ、受け取れ!」
一際強く愛子の身体を引きながら腰を押し出した。
「くぅ!ああ!」
愛子は太郎の分身が奥の壁を強く圧迫してくるのを感じた。
そこで動きが止まる。
後ろで太郎の身体が力むのがわかった。
愛子の身体の一番奥で段々と熱が広がっていく。
太郎はしばらく余韻に浸ると分身を引き抜いた。
手を放すと愛子の身体はまた横倒しにへたってしまった。
秘部の割れ目から白い液体が垂れていった。
太郎は一瞥すると雄たけびをあげ、片腕をふりあげながら金網の箱から出ていく。
『終了4秒前に挿入!太郎選手の勝利です!』
会場から拍手が巻き起こった。
愛子は呆然自失のまま床に倒れ伏していた。
激しい睡魔が襲ってくる。
疲れ切っていた愛子は抗うことなくそのまま眠りに堕ちていった。
後日、愛子は彼女を特別気に入った人物に破格の値段で買われる事になった。
観客からは愛子に次も出て欲しいとゆうリクエストが多数あったにもかかわらず、異例の事だ。
それだけその金額が破格だったからなのだが。
愛子は一方的にその旨を聞かされるなり、目隠しをされ、車に押し込まれた。
途中、購入者の希望らしく裸にされ首に赤いリボンをつけられる。
知らない人間に理不尽に身売りされ、不安で愛子は声も出せずに怯えていた。
車が止まる。
どうやら着いたようだ。
「下りろ」
「いやぁ!誰か助けて!」
無駄な抵抗と知りつつ愛子は叫び続けた。
無理矢理に車からひきずり降ろされる。
その様を傍の建物の2階の窓から眺める男がいた。
背は低く色黒で白髪のパンチパーマ、タキシードを着ているが短い脚に下腹がせりだしておよそ似合わない男だ。
必死に抗う愛子を眺めながら下品な笑みを浮かべる。
「お前とお前の身体に病み付きになっちまったぜ。もう俺様のもんだ。うひひひ!」
笑い声は次第に大きくなっていき、辺りに鳴り響いた。
終わり