なおきが学校に来なくなってしまい、ゆみは自分だけが惨めだと尚更暗くなっていった。ゆみは学校帰りにあまりひとけのない河原に行き、ボーッとしようとした。
その河原には、落ち込んだなおきが水面に向かって小石を投げつけていた。
「隣座っていい?」ゆみが座ると「何だよ?」そんな具合で二人はお互いの傷を舐めあうように語り合った。
「俺だって悔しいよ・・・」となおきはゆみを押し倒し唇を奪った。見つめ合いながらゆみは、「なおきとならしてもいいよ」と可愛く語りかけた。
そのまま二人は、なけなしの小遣いでホテルへ駆け込んだ。