苦しぃ…苦しいょ…恋する事がこんなに苦しいなんて思いもしなかった
そぅ、私あぃかは初めての気持ちに戸惑っているしかも恋する相手が女の子なんて
今までの私には考えられない事だった中学校の頃にやたらベタベタして来る子がいた、レズなのか?と思うほどくっついて来たけど私はいつもその子を避けていた。レズはあまり理解出来なかったし彼氏もいたので恋愛の方は充実していた と思っていた… 加奈子に会うまでは
ブーブーブー
携帯がなっている
(なみ先輩からメールだッ)
なみ先輩は高校のバスケ部の部長で今はもう卒業し仕事をしながら専門学校に行っている今でも仲の良い先輩だ
「あぃかァ 前にバィトやりたいっていってたょね?ココのバィトつまんないんだょ泣)あぃか入ってくれない?」
というメールだった、最近バィト辞めて暇だったし先輩がなんだか可哀相になってきてすぐにメールでOK★と送った
私は先輩に言われたとおり電話をし次の日には面接をしたバィト内容はホテルのメイドさんだった 人手不足ともあり面接日にはもうバスの待ち合わせ場所などを決め今週には働けるとのことだった。
朝の8時、私はバスが来る場所へと向かった
着くとすぐそれらしきバスが私の前で止まる
「知念愛華さん?」
「はッはいおはょぅございます、、」
私はぎこちなく挨拶をするとバスに乗り席が空いてないか辺りを見回した
後ろで「こっちこっち」と手招きをする2人のおばさんがいる
私はおばさんに挟まれるように座った、バスに乗ってるのはおばさんだらけで若い人が見当たらない
先輩が泣きそうになる気持ちが分かった気がした
1時間バスに揺られ着いたのは綺麗な海のあるリゾートホテルだった
毎日おばさんと仕事をするのは気が重くなるけど海を見れるのは良い
私達はバスを降り事務所へと地下へおりて行った
事務所に着くと60人はいるおばさんがタバコを吸ったりお喋りしたりしている
私はなんだか怖くなってきた1人寂しくぽつんと棒立ちして先輩がいないか辺りを見回した
よく見ると若い子が1人私のように不安そうな顔をしている(良かったぁ〜若い人居るじゃん)
と私は心の中で安心した
(同い年かな?それとも年上?友達になりたいな…)