「日向野くん!!!」
しかし山内が先手を打った。
山内はいつの間にか机にあったカッターを握って真衣に突きつけていた。
そしてその手にはメモも握られていた。
“俺は帰ったと言え”
真衣は体の震えが止まらなくなっていた。涙も止まらない。
「ひ、ひな、日向野くん。や、山内くん、帰ったよ」
「なんだそうなのか?」
日向野は玄関に山内の靴があるにもかかわらずその言葉を鵜呑みにした。どうやら靴に気付いていないようだ。
日向野は部屋に入ると布団に潜った真衣に薬を見せた。
「これが熱に効く薬で、一応咳止めも買ってきた」
布団の中で山内は真衣の割れ目を舐め回したり、指でいじったりしていた。
山内の片手にはカッターが握られている。
これを日向野に知らせたら日向野にも危害が及ぶ。
真衣は襲ってくる恐怖と刺激に耐えた。
「っあ!ありがとう、ね。ん!今日は、そろそろ、帰った方が、っ・・・!!いいよ?」
顔だけ出していたが、真衣の顔は汗だくだった。
「有沢、大丈夫か?」
不意に日向野が真衣の額に手を当てた。
恥ずかしさと嬉しさと恐怖と刺激が真衣を一緒くたに襲う。
「すげぇ熱じゃねぇかよ!」
「ぁは、だいじょぶっだか、ら。んぁ!ァウッ!!ん!」
体が無意識にビクビクッと跳ね上がった。
山内は指で割れ目をめいっぱいに広げ、そこを舌で強引に舐め回していた。